アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるMartin 000-42ECB '00

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【2006.11.30現在】
ん~~~~~~~~~、これも取り上げないわけにはいかないのかな。説明なんか、いらないよね。

…沈黙。

こんなに不親切な取り上げ方もないな(笑)。「EC」なんですよ、エリック・クラプトン。クラプトンといえば、僕の少年時代には「エレキの神様」で知られていて、洋楽なんかてんで興味の無かった僕でも「すごいらしい」というのは知っていた。1992年のMTV「unplugged」に出演、完璧なアコースティック・サウンドで「アンプラグド・ブーム」を巻き起こして以来、むしろアコースティック系のファンが急増したのです。

その「アンプラグド」出演時に彼が抱えていたギターが000サイズのMartinだったことから、000ブームも巻き起こしてしまった。それまでアコースティック・ギターといえばDサイズが主流で、000サイズはマイナーな存在というよりもマニア向けだったんですねぇ。

そこまでMartin 000に貢献したんだから、シグネイチャー・モデルができても不思議じゃないですね。1995年に000-42ECが限定販売されます。たしか定価90万弱。欲しかったですが、手の届く額ではなかった。そしたら即完売でプレミアついて120万くらいで取引されるモデルになっちゃった。手に入れられた人は、ラッキーなお金持ちですな。

福沢諭吉はさみしがりや」ってこういうことだわ。

その後、あまりの人気に000-28ECなどのシグネイチャーが数多く発表されます。本物件は2000年に限定200本で発売されたもの。日本販売予価200万、アメリカ定価15,000ドルの超高級ギターどす。「B」がついておるのは、いわずもがな「ブラジリアン・ローズウッド」を使用している証。

さすがに「2匹目のどじょう」はいなかったようで、中古価格が定価を上回ってはいませんが、それでも超高額です。

シグネイチャー・モデルって、ファンだけが気になるようなモノだと思ってたけど、ECは違うね。そりゃ、気になるさ。最高の材料で最高のギタリストの名前を冠して、最高のスタッフが制作したギターなんだから。

ドルフィンギターズ
http://www.dolphin-gt.co.jp