アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるMartin MTV-1 '96

イメージ 1

【2008,1.22現在】
アコギ弾きが一度はあこがれるMartinのギター。

有名ギターブランドのなかでもトップクラスの生産台数をほこる、まさに王道のメーカーです。中古市場に出てくる台数も半端じゃありません。いちいち取り上げていてはキリがないんです。

それでも気になる本物件は、善くも悪くもMartin社の姿勢が大きく変わったことを印象づけた一品。

1996年に発表された当時は、大きな反響を呼びました。ネットでは「マーチンが商業主義に堕落した」とか「とうとうマーチンがやっちまった」などといった批判的な意見が多勢を占めました。

実際、このモデルの発売以降、実験的なモデルを続々と市場に投入します。圧縮製材による廉価版ギターやフェリックスのキャラクターギターなど、硬派で保守的だったMartin社が攻撃に転じたのです。

クラプトンのシグネイチャーモデルで高額商品の新たな道を切り開き、さらに音楽番組とのコラボレーションを模索した商品が本物件です。697台という中途半端な限定販売にも笑いが出ますが、なんといってもバックの木材がツートンという前衛に度肝を抜かれます。

高音側にマホガニー、低音側にローズウッド。ある意味、時代を切り開いたMTVアンプラグドとのコラボにはぴったりかもしれません。お店の紹介では「高音は18、低音は28をイメージさせるバランスのとれたサウンド」であるとのことで、ふつふつと気になってしまいます。


ホーボーズ
http://www.hobos-g.com/