アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるGibson LG-1 '50

イメージ 1

【2007.2.16現在】
これは綺麗なLG-1が出てきた。もともとLGシリーズは教則用ギターの色合いが強い機種だったので、状態の良いモノはまれ。とくに1950年代のものは弾き傷バリバリ、トップ割れのリペア痕なんていうのも当たり前。きっと本物件はあまり弾かれずにしまわれていたんでしょう。

ビンテージ価格が上がってきたのも2000年の始め頃から。J-45やJ-200の価格が高騰して、それまで見向きもされなかったLGが徐々に値を上げた。90年代終わり頃には10万前後で取引されていたものが、現在、20万前後で扱われている。

50年代のLGは、教則用ギターとはいえ、ちゃんとした作りなので最近日本で売ってる数万円のギターと比べるのは可哀想というもの。ギブソンが得意のマホガニー使用で、軽快に鳴ってくれるものが多い。また、ブレイシング(力木)がブリッジから放射状に伸びる「ラダーブレイシング」という構造を採用。クラシックギターに多用される構造です。そのため極端に大きなテンションは加えられないので、スケールも比較的短めで、J-45系に比べると音は優しい印象のものが多い。このへんは、実際に弾いてみないとですね。

で、なにが気になるかというと、誰も疑わないヴィンテージの'50年製で、状態が良く、価格が20万チョイっていうのがいいよね。この年代のものに関しては、状態さえ維持できれば価格は下がらないと思います。J-45系の同年代なら50万前後なんですから、初めてのビンテージにはうってつけだと思うのであった。

ブルージーコーポレーション
http://www.blue-g.com