アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

マズイらーめん写真付き

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飲食店に行って、マズすぎてチビリそうになったことってありますか?

むかぁ~し、僕がまだ幼稚園児だった昭和47年頃、母と祖母とたまたま入った駅前の古びた食堂で、この世のものとは思えないラーメンを食べたことはあるけど、いまだにオシッコちびりそうになったことはなかった。昨日、とうとう食ってしまったのである。

もう、ほんま、店の名前出してやりたいくらい。

ときどきタウン情報誌に紹介されるので、気になってはいたんだ。一度、店の前まで行って休業日だったこともある。そこそこ期待するじゃない、そういうの。夫婦でやってる個人経営のラーメン屋。

立地自体が不思議で、それ自体は店のユニークさがあって面白い。どのように不思議なのかというと、坂の途中を平らに整地せずに店を建てているので、小さな勝手口のような入口から入るとそこは狭い厨房で、客は五段ほどの短い階段をのぼって座敷に上がる。座敷にはちゃぶ台風の小さなテーブルが3つと、階下の厨房をのぞむカウンター席がある。

休日らしき高校生の四人グループ、部活帰りらしき学生服の高校生一人、カップル一組でテーブルは満席。僕と妻はカウンターに座った。僕は塩ラーメンの大盛り、妻は醤油を注文。ほどなく饗されたラーメンを一口すする。

ん?

気のせいかもしれん、もう一口。

どしぇ~~~~~~~。なんじゃぁあ~こりゃぁああ。味が、しない。これは薄味とはいわない。根本的に、旨みがまったくないうえに、塩味が効いてないもんだから、ただごとではない。

わかりやすく伝える。

牛骨を下処理せずに二時間ほど茹でた「臭い湯」。これを三倍ほどの「湯」で希釈してできたスープに、少しだけ食塩をふって、最後に牛すじからでたアブラを浮かしてみた。…そんなラーメンである。麺は外注らしく普通なんだが、小麦と鹹水の味だけで大盛りは苦しい。しかも、味がないのにやたらとアブラっぽいし、獣臭いんである。

ほんま、塩だれを入れ忘れたんかと思って、妻の醤油ラーメンをすすってみたら、こちらも大差なし。壁には「化学調味料を一切使っていません」とイケタカダカ。少しは入れろや!っていうか、塩味は料理の基本だろうよ!

チビリそうになった。

すぐに近くのスーパーに寄ってトイレを借りた。口の中が気持ち悪くて、ダイエット中にもかかわらず、カレーパンとアイスクリームとスナック菓子などの「味覚を刺激する」ものを買い込んで、すぐに食った。

今日、体重計に乗ったら太っていた。まずいものを食って太るほど、むなしい事はない。


いやぁ、ほんま、ビックリした。