気になるGibson J-45BLK '68
【2008,10.30現在】
これはかなり綺麗なJ-45。どちらかというとコレクター向きです。
斉藤和義が世に出るまで、ブラックのJ-45はどちらかというと(レアじゃなくて)マイナー。
なぜなら、もともとは木目が美しくなかったり、ブックマッチであわせたトップ材の色がズレたものを隠すべく、塗装されたものだったからです。いわゆるB品ってやつです。
とはいえ、見た目だけの問題ですから、塗ってしまえば音や演奏性は変わりません。90年代半ばには、吉田拓郎がワインレッドに塗装したJ-45などを使用して、カラー塗装のJ-45人気が高まります。
いまや綺麗なヴィンテージを見つけることは困難になりました。僕は65年のJ-45を使っていたことがありますが、歌のバックには本当に気持ちの良い楽器です。
ナット幅40㎜はエレキから持ちかえるぶんにはいいですが、細すぎて押弦には若干のストレスを感じるかもしれません。そのかわりテンションがメチャメチャゆるいので、サッと手にとって弾ける感じがあります。