アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

松江市内のラーメンS級2022年版

2014年8月に当ブログで公開した「独断!松江の拉麺S級2014」では、旅行者には助かりますっという反響を頂きました。あれから7年以上の歳月が流れましたんで、新しく更新しておこうと思い立ちました。

前置きとして「極個人的好みをまとめたものです。市内全体で若干の未訪問店がありますので、他にも隠れた(隠れていないかも知れない)名店はあるはずです。また、近隣の米子市出雲市は対象外です。S級は遠方から訪れても食べる価値がある店、A級は味や立地に惹かれる一度入っておきたい店。お奨めメニュー以外を食べてハズレでも責任取れませんw」

ちなみに2014年版を簡単におさらいすると、以下のようなラインナップでした。

S級「ひばり@松江市北堀町」…川津店が開店する前、菅田町から北堀町へ戻った頃です。

S級「天空@松江市学園」…当時は創業1年ほどの若い店でしたね。

S級「塩や@松江市菅田町」…人気店のまま、惜しまれつつ閉店。

S級「かつみ@松江市学園」…このお店も当時はまだ若いお店でした。

 

2022年版は次の通りです。

 

S級「かつみ@松江市菅田町

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支那そば肉ワンタン3個入り、スープは「黒・白・ミックス」から選びます。初めてならミックスがお奨め、黒は醤油の塩味がキリッと際立ち独特の風味、白は薄口醤油でクセがなく美味しく頂けます。和蕎麦文化の松江で、大人のサラリーマンが喜ぶキレのある支那そば。

 

S級「天空@松江市学園」

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特製中華そば(醤)。大将は松江市内に数店舗をかまえた「中華蕎麦 奨」の初代店長さんで、独立後、ご夫婦で自分の納得いくラーメンだけを出されています。何を食べても間違いなく美味しいのですが、オールインワンで味わえる特製中華そばをお奨めしておきます。仕事が丁寧な上に人気店なので、行列になることが多く、仕事の合間にはなかなかお邪魔できません。

 

S級「ひばり@松江市北堀町」

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魚介つけ麺。市内ではローソンとのコラボでカップラーメンが発売される人気店。挽きぐるみの平打ち麺を濃厚なつけ出汁で頂くつけ麺がお奨め。川津町に2号店を出店したものの、その後、提携関係はない。北堀の店長は「香り」にこだわりがあるので、類似店舗ではよく似たものしか出せていないところがミソ。ぜひ、北堀で味わって欲しいと思います。

 

S級「現進@松江市学園」

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他のS級が料理系なのでジャンク系で私のリピート度の高さから加えてみました。お奨めは「塩らぁめん200gニンニクあり・ヤサイ・アブラ・カラメ3倍・生卵トッピング・テーブル一味唐辛子投入」。。。二郎系のカネシ醤油は風味が苦手なのですが、塩はクセがなく食べやすい。辛いメニューもありますが、テーブルに一味唐辛子が常備されているのがたまらなくありがたいのです。生パスタのような極太平打ち縮れ麺は一食の価値あり。

 

結論を言うと、文句なくオススメできる店は閉店した「塩や」以外に変化はありませんでした。ただし、次点となるA級のお店は、7年前は「昔ながらの」とか「松江らしさ」などといったS級とは評価軸が異なる風情でしたが、現在はS級と比べても遜色のない店がたくさん増えている、といった状況です。ここからA級ですよ。

 

A級「麺や拓@松江市学園」

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醤油ブラック。大阪で展開する「拓」の創業者が、出身県に帰郷して営業する個人店。出店直後に富山ブラックのインスパイアとして開発された「島根ブラック」は、おそらく松江市内で初めて低温調理のチャーシューを取り入れていました。本家をご存じない客から「黒胡椒は好みで入れさせて」との要望があったのか、現在ではオリジナルに全振りして商品名も変更しています。松江市内ではキレのある醤油スープは貴重な少数派。

 

A級「シノカンnoodle@松江市朝日町」

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塩とんこつ並、うずらトッピング。出雲市の人気店「篠寛」が家系インスパイアに全振りしたブランドを松江駅近郊の高架下に出店。家系王道の醤油も美味いですが、山陰の好みに合わせたオリジナルの塩とんこつがお奨め。米子市松江市でも家系インスパイアが増えてきましたが、このお店はリピートしたくなるレベルで、出店後1年未満のためS級は保留という感じ。

 

A級「ラーメンゴイケヤ@松江市菅田町

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極みブラック。市内で展開する資本系ラーメン店からの独立組で勢いがあり、楽しい店。出店1年が経過して、ベーシックなメニューも調整してきています。麻婆麺や酸辣麺、海老味噌などの開発にも余念がない。「マミちゃんの日替わりランチ」や「SNS発信で味玉サービス(時期限定)」など、楽しくなければラーメン屋じゃない、とばかりに頑張っています。

 

A級「美香蘭@松江市島根町

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しょうゆラーメン、ニンニクあり。もともと老舗の「峠の中華屋さん」がラーメンに特化した店なので、中華料理の清湯に加調系の「昔ながら」ではあるんです。が、松江市内ではかなり珍しいタイプですし、圧倒的な人気で辺鄙な場所にもかかわらず行列必至です。分かりやすい味などと言いながら、時々思い出しては「我慢できん!」とクルマを走らせてしまうような、完成度の高い一杯です。ニンニクを入れないと印象がかなり変わるのでご注意を。

 

A級「ラーメン長さん@松江市上乃木」

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ラーメン。いわゆる松江市内で地元に愛される「昔ながら」系の塩ラーメンですので、「どうしても松江らしいラーメンが食べたい」という方にはお奨め。食べながら焦がし味噌や唐辛子味噌を加えて自分好みの味にしていく、いわゆる小腹が空いた時のスナック感覚で頂くラーメンが基本になっています。それでも他の「昔ながら系」と異なるのは、幾度かの出店撤退や店名変更を経てスープのグレードアップを図っている点です。

 

A級「長浜ラーメン豚八 東朝日町店@松江市東朝日町店」

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豚八ラーメン、ニンニクあり、青ネギ、辛子味噌2倍。コロナ禍での対応以降、高菜はオプションになってます。松江市内のとんこつラーメン専門店では最も安定して美味しく頂けます。唐揚げとご飯が付く「唐揚げ定食」や「日替わり定食」もお奨めですが、糖質が気になる僕は単品で我慢しています。

 

2022年版はここまでにしておきましょうか。「現進」の別ブランド「現進ノリお」や「ホットエアー2」など話題のお店も出店していますが、まだ1度しか行けていないので期待しておきましょう。以上、極々個人的なお奨め店の紹介でした。