アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ウヰスキーを一気飲みした小学生、なのだ。

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ムシムシと暑くなって、麦茶が美味しい季節になりましたねぇ~。この季節になると必ず思い出すんですよね、ウイスキー一気飲みしたこと。僕が小学3年生のことです。

その日、小学校の「帰りの会」が長くなって、走って帰ってきました。夕方5時から剣道の道場にいかなければなりません。遅刻すると地獄のウサギ跳びが待っています。僕は相当あわてていたんです。

こんな暑い時期に走って帰ってきたのですから、のどが渇いています。これからさらに4時間ほど竹刀をふって猛稽古です。当時は練習中に水を飲むことを禁じられていたので、とにかく台所に行って麦茶を飲もうと思いました。

おっと!流しのうえに麦茶が置いてある!

いつもなら冷蔵庫の中に入っている麦茶用のガラス瓶が、たまたま流しのうえに置いてあったのです。僕はコップに麦茶を注ぎ、一気に飲み干しました。

ありゃっ!麦茶じゃ、ない…。

飲み終わって気がつく小学3年生。当時、僕の家ではニッカウヰスキーのでっかい空き瓶に麦茶を入れて、冷蔵庫で冷やす習慣があったのです。そう、僕が一気に飲んでしまったのは、ウイスキーだったのです。あわてて蛇口から水道水を飲みましたが、後の祭り。

(↑それってストレート・チェイサーだよな、今思うと)

時間がないので、そのまま道場に走っていく僕。練習が始まって素振りをしていると、まもなく涙が溢れてきます。いつもは練習が嫌で仕方がなかったのに、その日はあんまり苦痛じゃない(笑)。なのに涙がダラダラ出てきて、顔はぐしゃぐしゃ。

鬼の道場主が「おい、なんで泣いとんじゃ。熱があるんか」と心配してくれるんですが、僕はなんだか泣きながらハイテンションで竹刀をふりつづけてるんです。

結局、調子がおかしいと早退したんですが、親にもウイスキーを飲んだ事実は言えませんでした。親は「知恵熱かのぉー」と言ってましたが、あれは「酔っぱらい」なのでした。