アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

知らないほうが幸せ

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の損」と申しますな。

とはいえ、知らなきゃ幸せだったものを、知ってしまったがために
人生がひどく大変で窮屈になることも少なくありません。

例えば、本人は主体的に楽しんでる仕事も、大局的に観れば、
そう思わされているだけかもしれません。
成功すれば上司の手柄、失敗すればそいつのせい。
知らなきゃ、本人幸せなわけです。

宗教だってそうでしょ? 某宗教団体から家族の協力でなんとか脱出した元信者。
正気に戻って「金返せ」って損害賠償請求してるけど、
あーた、信じてるときはウン百万の壺買って幸せだったんでしょ?
自分が「知らなかった」から幸せだったンじゃん。

夫や妻の浮気なんて、知らないほうが幸せに違いない。
社会の仕組みに気がついて出世はできたが、頭はハゲて胃潰瘍
「知らない」って、周りから観れば、ソンなヤツだったり、はた迷惑なヤツなんだけど、
本人は「知らない」ことを「知らない」んだから、幸せなんよ。

職場の玄関脇にサクラの木がある。
春には満開のサクラ。そこにゴザをひいて花見の宴会をするものもいる。

僕の年代以上の人は、そこで花見は絶対にしない。

ほら、君! ネクタイをはちまきにして赤ら顔でおどけている君よ!
あんたの座っている場所で、アイツは首をつったんだ。