アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるCollingsD-3'95

イメージ 1

【2006.11.6現在】
最近、ギターの話題が減ってきたので、僕的にヒジョーに気になる中古物件のギターを紹介していこうと思います。題して「気になる中古ギター」ってストレートすぎか。

  【追記/考えたあげく「中古ギター見張箱」ってタイトルにしました。よろしく】

まずは一発目。Collings D-3 1995のご紹介。しびれるところ満載のギターですな。

コリングスの初期モノです。なにをもって初期というかと申しますと、コリングス・ギターは当初、10人程度の工房で制作していましたが、1996年頃に中規模の工場を持って、拠点を移します。工場、といっても従業員15名から30名弱の規模ですから、品質を維持したままの生産体制ではあります。

しかし、ファンは半ば憧れをこめて、小規模工房で制作されていたものを「初期モノ」といって珍重するようです。極端な場合は、シリアル1,000番内のことを指しますが、生産体制を中規模工場に移しつつあった1996年頃のシリアルは1,800番を超えていたと考えられます。ですから、生産体制を根拠にすればこのあたりのシリアルまでが「初期モノ」と呼んでいいと思います。

で、実際に現行の機種と弾き比べると、初期モノはやはり良い音しています。過去ログでも書いたように中学生でも明らかにわかるほど次元の違う音がする。経年変化によるものか、はたまたモノが違うのかはわかりません。

コリングスは他のギター同様、中古市場に出れば値段は安くなっていますから、はっきりいって1995年までのモデルが売りにでれば、速攻で買いなわけです。定価の半額以下であの音を手に入れられるのであれば、たとえ30万でも文句はないのです。

そして、このD-3なわけです。「D」はドレッドノート・サイズを表し、「1」はマホガニー・モデルでMartinD-18相当、「2」はローズウッド・モデルでMartinD-28相当。「3」はネックにバインディングなどを加え、材にもこだわった最上位機種です。

現物で状態を確認したいところですが、値段的にも相当いけてる、僕的には興味津々物件ですよ。

ハートマンギターズ
http://www.heartman-g.com