アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

気になるCollings OM2HC '94

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【2008,5.14現在】
僕のCollings OM2H '95はメンテナンスで楽器屋さんに入院して1ヶ月が経過。一番気に入ってるギターだけに、そろそろ禁断症状が出てきました。。。と、いうわけで今回みつけた中古ギターはコリングス。

コリングスは定評があるわりに「ミュージシャンが使っている」という情報が少ない。そのうえ、Martinのフォロアーなのに本家よりも高額。。。そりゃ、なかなか購入に踏みきれんよね。

アコースティック・ギター・マガジンvol.35」の弾き比べで、サウンドプロデューサーの小倉さんが信頼を寄せてる旨の発言をしていましたし、メリル・ギターに次いで良さそうな印象を受ける記事でした。

もちろん新しいコリングスも良いのですが、できれば1995年までの個体を試して欲しいと思います。

やっぱり塗装の違いが大きい。。。初期工場で生産していたものはニトロセルロース・ラッカーで仕上げられています。はっきりいって傷がつきやすいし、塗装面のクラック(ウェザークラック)も入りやすいので、強固な塗装とは言えません。新しいコリングスは同じセルロースでも硬度の高いものを使っているようで、音への影響は少なくないと思います。

現所有の2004年製D2Hは、95年製のOM2Hと比べて、塗装が明らかに強固で鳴りはタイト。

コリングスの初期モノは「シリアル1,000番」といわれますが、正確には工場を拡張するのが95年で、その時期に塗装を変更したとすれば、シリアル1,800番くらいに境目があるのかな、と想像します。

さすがに、このあたりのコリングスは出物が少ないので、本物件が気になるというわけ。

評判にともなって徐々に中古価格も上昇する傾向にありますが、まだまだ中古価格が相場なので、ギターの品質からいえばお買い得だと思いますよ。

【追記】
Collingsの塗装は1996年から新工場でUV塗装になっています。テイラーなども採用している紫外線で硬化する塗装です。特性として、硬化速度が速く、薄い塗膜で膜面が固いなどが挙げられます。

リムショット
http://www.rim-guitars.com