アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

みーさんの話、なのだ。

大学の卒業制作に追われていた18年前の冬、研究室に一匹の子猫が住みついていました。

研究室にほとんど泊まり込んでいた僕が、結局、その子猫の面倒をみていました。

卒業が決まって香川をあとにする日、僕はクルマにその子猫を乗せて帰ったのでした。


親に飼わせようと思って。。。(笑い


一旦、実家に荷物を引き揚げたものの、僕は筑波大学大学院へ進学が決まっていました。

さすがに讃岐生まれの猫を連れて行くわけにもいかず、両親に託すことにしたのです。


みーさんは可愛がられて育ちまして、わがままなデブ猫と化しておりました。


僕が盆正月に帰省すると、救ってやった恩も忘れて「シャーーーー」と威嚇するありさまです。

僕が実家に滞在している数日は、うちを出たまま帰ってこないんですよ。。。そんなに嫌いなんか。


数年前からヤセ始め、ここのところ耳が遠くなったようでした。

70歳の親父に65歳のおかん、93歳のボケたばあちゃんと、18歳のボケ猫。

僕の実家は、他人様からすれば明らかに「妖怪館」です。


みーさんが僕を威嚇しなくなりました。


今年の正月には、昼寝する僕の腹の上でみーさんも丸くなって寝ていました。


そんなみーさんが老衰で死んでしまいました。

寂しいことですが、しかたありませんねえ。

とっても鳴き声が綺麗な猫だったんですがねえ。

しかたありませんねえ。