正月雑感、しんせい。
実のところ、2012年正月の帰省で、いちばん印象の良かったのがこの店のうどんだった。
それは「休み明け営業開始日のうどんは本調子ではない」ということである。
うどんは気温と湿度、職人の体調に影響を受けやすい食べ物。たかが一日二日の仕事の中断が、うどん玉の調子を容易に変えてしまう。正月に訪れる場合は、営業二日目以降をおすすめしたい。
で、「しんせい@高松市新田甲」は初日ながら良いうどんだった。
この店、嫁の実家にあまりにも近すぎて、嫁も僕の誘いにのってこない。ふつ~に昼ご飯に食べに行くような店に、わざわざ朝食を食べに行くほどでもないのだろう。
ところが、エッジといい、ねじれといい、コシといい、かなり上質なうどんが食べられた。
ここで「福井製麺しんせい」についてのポイントを少々。まず、市内に4店舗あるしんせいのうち、本店直営は上福岡の二号店だけなので注意を要する。
つぎに、売りの天ぷら「いいだこ天」は高松ならではの天ぷらでもあるので、一度は食しておきたい。最後に自家製の練り唐辛子は絶対にはずせないから、辛みが苦手な方も少しだけ加えてみてほしい。
エンジョイ!しんせい。