アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

J-200弦張り替え7/12その1

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さて、1995年製の愛機Gibson J-200。3年前にフレットやナットを大阪のWAVERでメンテナンスしてもらって以来すこぶる調子が良く、そこへ長寿命の高額弦エリクサーを張ったモンだから、弦が全然サビない、切れない。

気がついたら、最後いつ張り替えたかわかんない。少なくとも去年の10月よりは前だと思います。

で、やっと1弦がご逝去あそばされたので、弦張りかえと大観察ですよん。。。まずはヘッドロゴ。ロゴの周りにひび割れがきてますね。10年過ぎるとこんな感じになってきます。これは防ぎようがないです。

この部分は貝の真珠層をロゴの形に切って、ヘッドの板にはひとまわり大きな凹型をルーターで削り、はめ込んであります。いわゆる象眼ってやつです。

貝と凹型の隙間には、ヘッドと同じ木の粉と接着剤を混ぜたものが充填されるのですが、その部分が経年でやせてしまい、塗装がひび割れてくるんです。これはもういかんともしがたい。。。

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J-200のピックガードには、なぜかタンポポが描かれてトレードマークになっていますね。これは製造時、プラスチックを溶かし込む金型に模様が彫ってあるんで、凹型のタンポポ柄に白い塗料が埋めてあります。

これがですね、ピッキングやボディを磨くときに消えてしまうんですよね。。。研磨剤が入ったポリッシュなんかでボディを磨くときは要注意です。

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次はJ-200のムスタブリッシュ・ブリッジの掃除。髭っぽい不思議なかたちのブリッジ、これがなかなか掃除が難しい。指が入らないし、ホコリはたまりやすいし。。。綿棒で磨き、さらにレモンオイルもこうして補給。

次回はネックなどのディテイルをご紹介します。