イイダコ天、しんせい。
かなり早い時間に高松をあとにする予定だったんである。
ところが神戸に住む兄夫婦が高松にやってくることになり、どうせならうどんでもご一緒しましょうとあいなった。もっとストレートにいうと「島根で一人暮らしの娘に荷物をことづけるから渡してちょうだい」なんである。
そんでもって、兄夫婦がお気に入りの「しんせい@高松市新田甲」に到着。
新店舗になってはじめての訪問。。。「冷たいかけ」がほしいな。。。っと品書きにそれらしい記述なし。
僕「かけの冷たいのって、できるん?」
おじ「できるでー」
おじ「できるでー」
聞いてみるモンだな。ほんでもって名物イイダコ天を注文。これは揚げたてをあとで持ってきてくれるという。この店独特の赤唐辛子を練ったような香辛料をちょっと添えて、森に入る。
森。。。森なんである。その名も「しんせいの森」。。。讃岐のおっちゃんが考えつきそうなBの香り。
森という名の庭をめでつつ、ずるっとうどんをいただく。うん、うまい。これは冷たいかけが正解だったな。改修前の印象よりもいい感じがする。外で食べるとこれまた気持ちが良い。
さすが名物のイイダコ天も美味しい。
イイダコのイイは「飯」のことで、2月から3月になるとタコが米粒のような卵で一杯になる。これがとても美味しい。ちょっと辛口にコメントすると、イイの入ってないイイダコはただの小振りなタコ。
ところが旬がきたとしても、卵が入ってるタコは選別して高値で売られてしまうので、うどん屋の天ぷらにイイの入ったイイダコは滅多にならばない。だから小振りなタコはこれで満足しなければならない。
値段が高くなっても良いから、旬がきたらイイを食べさせてよ、福井さん。