アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

イイダコ天、しんせい。

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かなり早い時間に高松をあとにする予定だったんである。

ところが神戸に住む兄夫婦が高松にやってくることになり、どうせならうどんでもご一緒しましょうとあいなった。もっとストレートにいうと「島根で一人暮らしの娘に荷物をことづけるから渡してちょうだい」なんである。

そんでもって、兄夫婦がお気に入りの「しんせい@高松市新田甲」に到着。

近所では「福井製麺」とか、「福井さんとこ」と呼ばれる近所のうどん屋さんだった。店主が福井さんだからね。平成20年に店舗を改修して、とても立派なセルフうどん店に変身。支店も増やして順調なご様子。

新店舗になってはじめての訪問。。。「冷たいかけ」がほしいな。。。っと品書きにそれらしい記述なし。

僕「かけの冷たいのって、できるん?」
おじ「できるでー」

聞いてみるモンだな。ほんでもって名物イイダコ天を注文。これは揚げたてをあとで持ってきてくれるという。この店独特の赤唐辛子を練ったような香辛料をちょっと添えて、森に入る。

森。。。森なんである。その名も「しんせいの森」。。。讃岐のおっちゃんが考えつきそうなBの香り。

森という名の庭をめでつつ、ずるっとうどんをいただく。うん、うまい。これは冷たいかけが正解だったな。改修前の印象よりもいい感じがする。外で食べるとこれまた気持ちが良い。

さすが名物のイイダコ天も美味しい。

イイダコのイイは「飯」のことで、2月から3月になるとタコが米粒のような卵で一杯になる。これがとても美味しい。ちょっと辛口にコメントすると、イイの入ってないイイダコはただの小振りなタコ。

ところが旬がきたとしても、卵が入ってるタコは選別して高値で売られてしまうので、うどん屋の天ぷらにイイの入ったイイダコは滅多にならばない。だから小振りなタコはこれで満足しなければならない。

値段が高くなっても良いから、旬がきたらイイを食べさせてよ、福井さん。