アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

松江市学園近辺ラーメンレポ

松江市内でラーメン屋が集中する島根大学近辺。

花さかが閉店した後に居抜きで新店が入るなど,激動が続く。極私的な独断と偏見で各店舗をレポするぞ。
ちなみに2012年11月下旬現在の状況だから,時間がたったら責任は持てん。自分の舌で確認してね。

S級 らー麺 塩や
好敵手だったひばりが移転した後,レベルの高いこだわり派のラーメンで独走する。大将は「魁龍@横浜ラー博店」から転身した本格。母親とのケンカがなければさらに良い店。限定ラーメンの質も高いが,複数種の麺を使い分けるのに平ザルにこだわるため,提供に時間を要するのが難と言えば難。

A級 該当なし

B級 新和歌山ラーメンばり馬 学園通り店
全国展開のフランチャイズ。濃厚なスープと中太ストレート麺のばり馬ラーメンを中心に,醤油,魚介,味噌,辛い,つけ麺などなどなんでもあります的な店。ただし,漬け物無料やサービス券,店舗特製メニューなど客を飽きさせない工夫があり,僕的には同じFCの天一を凌ぐと見た。

B級 天下一品学園通り店
言わずと知れた京都発のフランチャイズ。ポタージュのような濃厚スープは一度は食べておくべき。一年に一度は再訪して「そうそう,これこれ」という感じ。ラーメン屋というより,ラーメン定食の店だとおもう。

B級 拉麺屋神楽 松江店
こちらは地元松江発のフランチャイズ。開店当初は博多一風堂の河原成美プロデュースというふれこみだった。濃(こってり)と淡(あっさり)の豚骨スープ,細ストレート麺が売り。米子にセントラルキッチンを持ち,自家製麺で面白い限定メニューを提供する。僕的には好感度が高いのだが,支店には出来不出来があると聞くので,天一より下位。

C級 昭和軒(旧たけん子)
夫婦で営む個人ラーメン店。中太ちぢれ麺にオーソドックスな化調系しょうゆ,しお,みそのスープ。特段に工夫があるわけではないが,学生やサラリーマンに人気があり,身の丈に合った商売をしている。ハイグレードな「塩や」と「ひばり」の間に割って入り,「日常のラーメン」で顧客をつかんでいる。

C級 じゅじゅ
居酒屋のラーメン部門が独立したラーメン店。中太ちぢれ麺,化調系のペラっとしたラーメンだが,学生がサッと入って食べられる日常ラーメン。開店当初からチャーシューのサイズなどずいぶん調整している。味的には昭和軒と同等かやや上かもしれないが,立地の影響から賑わいに欠けるのがもったいない。

C級 風風ラーメン 松江・学園店
広島発のフランチャイズ。大量の漫画でリピーターを獲得している。豚骨を中心に,そのほかなんでもあります的メニュー展開。僕的にラーメンだけで評価すればD級だとおもうが,注文を受けて鍋を振るチャーハンがB級レベルに美味しいのでこの評価。

D級 田園
老舗の学生向け中華定食屋。直近で訪れた時,高齢の大将が不在で,息子さんが切り盛りしていた。火力を鍋振りでねじ伏せる勢いとボリュームが売りなだけに,大将不在の痛手は大きい。本来ならC級,いや五目ラーメンならB級でも良いところ。再訪して確認する必要アリ。

D級 天真爛漫
花さか(旧ひばり店舗)閉店の後,2012年11月に居抜きで入った新規店。坦々麺をやけに押す外装にだまされてはならじと,オーソドックスな醤油をチョイス。加水率高めのややねじれ麺。550円の値段設定は評価できるものの,味的にはフードコートっぽい業務用のニュアンス。

番外 龍王
出雲の名店は「りゅうおう」でこちらは「ろんわん」。6年前に訪問したが,40分待たされ食わずに出て以来行っていない。昼時の常連が多いので,味は悪くないのかもしれない。

以上,10店舗でした。