新店報告、ばり馬。
ラーメン店Aが店を閉め、さらに近所のラーメン店Bが店を閉めた。するとBの旧店舗でAが営業を再開し、Bの大将がAで修行しているという、なんともはや激動の松江ラーメン界。
そのラーメン店Aの旧店舗に入ったのが「新・和歌山ラーメンばり馬@松江市学園」である。
この店が入るという情報はすでに1ヶ月前から得ていたし、11月9日のオープンも心得ていたのだが、いかんせん関西圏に広く展開するフランチャイズの店にわざわざ並ぶのも面倒だと敬遠していた。
たまたま11月11日に隣接する書店に所用があり、初訪問。
平日12時40分頃、2名の待ち客。しばらくして席に通される。やはり新店の物珍しさは強いなあ。店舗内はラーメン店Aこと「花さか」の居抜きで、テーブル配置には大きな変化はない。
ただ、お客は満席だし、厨房に5人+配膳に5人の店員と、さらに無料サービスの漬け物をとりに席を立つ客でざわざわとごった返している。勢いがあってよろしい。
で、注文した「ばり濃(濃厚背脂入り豚骨醤油)かためんの大」790円もやや間があって饗された。
この手の店はね、客に飽きられないためと、客単価を上げる目的でメニューが多いでしょ? だから、新規開店時にはそれがアダになって提供に必要以上の時間がかかってしまうんですね。
頭がいい店は「開店後2週間はラーメンのみ」などとして、整えていくんですけどね。
さて、スープは熱々のとろっとした濃厚なもの。天下一品のこってりにかなり近い(あちらは鳥主体だが)。そこに醤油ダレが効いていて、背脂がふってある。麺はストレートの細麺。
大盛りにしたのだが、量的にはそれほど多く感じない。そもそもの和歌山ラーメンは量が少なめで、多くの客が出来上がりを待つ間に「早寿司」を食べるのだそうだ。
残念ながら、この店は和歌山ラーメンズバリではなさそうなので「早寿司」もなし。なので、大食漢は注意しないと量が少ないかもよ。。。
スープのバリエーションだけでも、塩、にんにく、濃辛、極濃、あっさり豚骨醤油、魚介Wスープ、熟成醤油があり、さらにつけ麺まであるので、なかなか飽きさせない戦略らしい。
しばらくは要注意の新規店である。