アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

工場製麺の革命、セルフおかだ。

f:id:jeepkotani:20191121102903j:plain

昨年、讃岐うどん界で最大の話題となったお店、「セルフおかだ@丸亀市飯野町」です。なにがそんなに話題なんかというと、このお店は宇多津の超行列有名店「おか泉」のお土産用うどんを生産する工場に併設されたセルフ店なんですね。で、そのうどんが工場生産とは思えないほど「美味い」というんです。

さて、ここでちょっと説明が必要ですね。有名店には店舗内で乾麺や半生のお土産用うどんを置いている店が少なくありません。また、高速道路のSAやネット販売、都内のアンテナショップなどでも有名店のうどんを売っています。そうしたうどんを消費者は「そのお店で作ったうどん」と錯覚していますが、別の製麺所がお店とライセンス契約して製造していると考えた方が良い。

で、「おか泉」は店舗のうどんは手打ち、お土産用うどんは自社の工場で製造している。さらにその工場の生麺を使ったセルフ店を工場に併設した、というわけ。

f:id:jeepkotani:20191121104947j:plain

地元の人に向けた店舗ということで、平日のみの営業です。これが、いつ行っても駐車場が満杯、回転は速くてもなかなか行列が途切れない。今回、平日に帰省することになり、行ってみましたよ。

駐車場も空きが二台分ほど、あやうく駐車待ちになるところでした。駐車場の制約でちょうど店内に行列ができるところで調整されてますので、店内ではそんなに待たされません。

f:id:jeepkotani:20191121105829j:plain

「かけ並(1.5玉)麺そのまま270円」これがすげー美味い!口中に吸い付くような麺の表面と中心部分に噛みしめがあるコシ。これは確かに讃岐うどん界を賑わすだけのことはある。手打ちの一級の店とは当然方向が違うので比較にはなりませんが、まず、セントラルキッチン方式のチェーン店の麺とはレベルが違う。恐るべし、うどんにかける情熱!