アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

朝5時半は中西の巻

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「山越@綾川町」の次に向かった噂のうどん屋は、じらして最後に報告する。

今日は二日目の朝食、「中西@鹿角町」のうどん。高松市街地のど真ん中を南北に走る「中央通り」を一路南へ。高松自動車道の高架をくぐってまっすぐ行くと「空港通り」と名前が変わる。んで、ちょっと行って信号を右に曲がって「ちょっと狭い気もする」道をちょびっと行くと左手に見える。

たいして遠くない場所にあるんである。

僕も妻も気になりながら今まで行けなかったのは、「朝は、たも屋@朝日新町」と決めていたから。いつもなら失敗を恐れない妻のほうが新規店を開拓したがるのだが、今回は僕のほうに開拓魂がめばえた。理由は…「松家製麺所@藤塚町」が昨年12月22日に店を閉めたことかな。妻は昔、栗林町のアパートに住んでいたので、「太いの、細いの」を喰っている。また、負けてるんである。

嫌がる妻をなかば無理矢理車に押し込めて、午前7時50分に到着。

駐車場には結構車が止まってるぞ。おお、これが「ザッツ中西」の巨大で微妙な看板じゃ。B級のセンスもここまで巨大だと圧巻だ。あれ?あ、店舗は看板のお向かいの、え~と、小さいほうですか。あのな~そんなに小さな店ではないが、看板とのコントラストで尚のこと小さく見えるんじゃ。店のなかは土曜日の朝なのに、何となくサラリーマンっぽい人や働き系のお客で賑わっている。

さて、ここは最初にどんぶりを取る。

3段階のどんぶりでうどんの玉数が決まるシステムだ。僕は2玉、妻は1玉。綺麗なお姉さんが妻のどんぶりを受け取ろうとするが、妻はどんぶりを渡さない。あ~なるほど、天ぷらが欲しいのな。

たしかにここでどんぶり渡して精算したら、天ぷらを取るタイミングを逸してしまう。ちゃっちゃかっと僕は妻を追い抜いて、いつものように「ちくわ天」を取り、妻にコロッケを取らせるタイミングを作った。みんな、どうしてるのだろう?

自分でテボで温めて、ネギ&天かす乗せて席に着き、七味をかけて食らう。

うん、おいしい。朝っぱらから標準以上のおいしいうどんだ。たぶん、高松では一番多いタイプの麺だと思う。適度な腰とモチモチ感でサイドメニューと相性のいい感じ。超一級の店との間の壁は、実はここにあると思う。S級をはる店の麺は、サイドメニューもうまいけど、麺だけで充分おいしい。それに比べてS級に届きそうで届かない店の多くは、麺自体の味に乏しく2玉とか食べていると味が一本調子に感じられて、ついついサイドメニューに箸がのびてしまうのだ。

でも、それはそれで良いのである。生活のうどんだから。

朝5時半から、ちゃんとした旨いうどん&天ぷらが食える高松が羨ましい。あ、そうそう、あわてて「ちくわ天」を取ってしまったけど、一番奥に置いてあった「トンカツ100円」がすっごい気になるんですけど!

【中西うどん/讃岐うどん遍路】
http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.aspx?id=23