アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

九段斑鳩のらー麺

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さて、九段下駅から徒歩5分の「九段斑鳩千代田区」を訪れる。

夜は18:00からとなっていたので、開店よりやや早めに着いたら、すでに客は着席、なかには食べている人もいた。具材がいろいろ入った「おすすめ」にするべきか。。。いや、ここは一番、シンプルに「らー麺」を頂こう。

なんつって、実は昼間のラーメンが応えてるだけなんですが。

食券渡して、相席。すると、わざわざ「九段斑鳩」に来て単品を注文する人が珍しいのか、若手さんが「え~と、らー麺のみでよろしいでしょうか」と再度、聞きに来た。決して嫌みな感じではなかったので、こちらも「はい(すんません)」と言葉と姿勢で気持ちを表してみた。

モード系の黒シャツ・スタッフは、無駄のないオペレーション。見ていて気持ちが良い。

やがて饗された「らー麺」の第一印象は、「昼間に続いて<こってり>は重いなぁ~」だった。ところが、どうだ。魚介系風味の濃厚スープは、たしかにトロッとするほどの「こってり感」がある。しかし、サッと切れの良い後口で、重さは全く感じられない。無化調でここまでのスープはすごい。

少し縮れのある中太麺は、スープとの相性も良く、大変美味しい。

もともとの麺も良いんだろうが、これは明らかに麺茹でのタイミングが良いから。丸坊主(失礼)で童顔のチーフが、常に麺の状態とお客の状態を見ている。有名店でもダレることのない仕事は見事。

一気に食べてしまい、相席のサラリーマンに驚かれつつ、待ち客のために席を立つ。「ごちそうさん」の言葉に間髪入れず「ありがとうございました」のスタッフの声。アイコンタクトでチーフに挨拶すると、童顔が笑顔になっていた。気持ちの良い店だ。