アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

悶絶廃墟ラーメン、うの花。

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松江しんじ湖温泉駅のちかくにノスタルジックなラーメン屋があると聞いてクルマを走らせる。

駅を過ぎて「このへんのはずやな~」ってところを時速10kmくらいで進んでいると、道沿いに黄色い回転灯がついた看板を見つけた。いい具合の空き地を見つけてクルマを降り、歩いて看板まで戻る。

看板には左に進めとあり、その方向を見て、僕のひざが笑った。。。。廃墟? 細い路地裏で朽ち果てた錆びだらけの階段。まさかこれを登れと云うわけでもあるまい。もう少し進んでみよう。

その先右手に折れて、おしっこチビりそうになった。

例えていうなら。。。。祭りの夜に大事件が起こってそのまま30年放置された街のような。はたまた諸星大二郎の世界に出てくる別世界とつながった路地に入ってしまったような。。。。なんだこれは。

テナントが退去した温泉街のビル、というにはあまりに廃墟。

その暗がりにポツンと看板の明かり。。。近寄ると赤い暖簾に人の息吹を感じて一安心。ここが「うの花@松江市千鳥」である。店の中には常連らしきおじさんとおばちゃんが二人。ラーメン500円を注文。

松江のラーメンはこういうラーメンです、と訴えかけてくる味。乳白色でいて澄んでいるスープは、ブタさんと化調のガツンとくる味。中太縮れ麺は結構な量がありまして、見た目のあっさりした雰囲気よりも、実はドンッと効く。つーか、ラーメンがどうのこうのという次元ではないな。。。異次元ですから。

この店には2カ所の入り口があり、ビルへのアプローチも3カ所くらいありそうで、他の通路はもうちょっとまともな(失礼)感じである。。。。が、やっぱりディープな衝撃を体感して欲しい。


【★★★★注意!このお店は移転しました★★★★】