アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

発見!幻のラーメン店、八雲亭。

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まぼろしの、というのも決して大袈裟な表現ではないんである。

松江市内のラーメンフリークのあいだでは、しばらく前から噂があった。ある程度、地域を特定してもそれらしい店はなく、地元の住人に確認しても「そんな店はしらん」といわれる。

すでに潰れたとか、そもそもデマだとか、杉沢村みたいな都市伝説化した店。。。都市じゃないけど(笑)

ところが実際に訪問したというブログもチラホラ。そこではなぜか場所も開店時間帯も明らかにされていない。大ネタの予感である。病院の外来食堂、納屋よりもボロいラーメン屋、朝6時から1時間だけ営業するうどん屋

ひさびさに大ネタの予感。。。

噂を耳にして1年。やっと謎がとけて店を訪れたら「ラーメンを食べに来たんではない」団体客がいて、お断りされてしまって一時撤退。ハードルは高い。休みの日しか営業してないっつ~ので(爆)、待つこと1週間。

再び訪れた店の名は「八雲亭@松江市内某所」。

レジで先払い。僕はラーメン特大650円(普通なら500円)、妻はかつ丼680円を注文。若干の不安を感じつつ、店内を観察。この日も「ラーメンを食べに来たんではない」団体さんがいる。入店できて良かった。。。

さて、饗されたラーメン。。。

一口食べると「なるほど」と思う。これは化学調味が基本ではあるけども、ダシもちゃんとしている。名店「太平楽松江市朝日町」っぽい味の組み立てで、業者が変わる前の「日赤病院外来食堂」のラーメンにも近い。

スープはそれらのスタイルよりも醤油ダレが強い感じ。チャーシューはゼラチン質のある高級タイプ。青ネギと細モヤシ、シナチクの具もお約束。麺もたぶん松江のオーソドックスな中太ちぢれ麺。

場所が場所だけに、おもいのほか美味しい。

満腹になったところで店を出ようとすると「アイスコーヒーいかがですか、サービスで」と声をかけられ、いただきました。これがまた、普通なら300円はとるであろうアイスコーヒーなもんだから感謝。

こういうサービスは嬉しいね。。。なんか、制覇したご褒美みたいな感じで。

で、場所はやっぱり秘密にしておいたほうが楽しいとおもう。。。ラーメン食べに大挙して行くような場所でもないし、なによりそうしたハードルがあったほうが、美味しく頂けるラーメンなんじゃないでしょうか。

幻は幻だから美しい、みたいな。