アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

山形水ラーメン、プルーカフェ。

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出版社での打ち合わせは、緩やかな交渉で進み、言わねばならないことも伝えられた。

2年前から3歩進んで2.5歩さがる水前寺清子状態の仕事が、この期に及んでやっぱり0.5歩ずつしか進んでいないのだけど、確実に進んでいることだけは確かなようだ。さて、どうなることか。。。

んで、東京を去る日。

妻のたっての希望でふたたび銀座界隈を散策する。本職の漆芸(僕の奥さんは人間国宝に師事した漆芸作家)につかう部品を探すという名目だったが、待ち合わせ場所にあらわれた妻はなぜかカーテンを購入していた。

僕はというと、銀座・山野楽器の品揃えの少なさに閉口し、東京在住時は随分お世話になった伊東屋が、なんだかプロ御用達の店からふつーの文房具屋になっていて、相当ガックシきていた。

そんなこんなで向かったのは「プルーカフェ@東京都中央区」である。

この店、れっきとした銀座のカフェなのに、僕の大好きな山形の冷やしラーメンが食べられるというのだから期待大。洒落た店内で、妻はロコモコ、僕はもちろん「山形水ラーメン800円」を注文し、先にお勘定を済ませる。

冷やしラーメンは文字通りスープが冷たいラーメンで、讃岐の冷たいかけうどんや冷麺に近く、冷やし中華とはまったくの別物である。これ大事。

出汁を凍らせた氷でスープが薄くなることをさけ、アブラが冷えてロウ状にならないように植物性油を使うのも、山形・栄屋本店から広まったスタイルだ。新潟在住のおり、この店のラーメン食べてとりこになった。

さて、饗された山形水ラーメンやいかに。。。ん?め、麺がなかなか出てこないぞ。

出汁を凍らせた氷は王道だが、麺がそれに張り付いて、なかなか離れてくれない。。。麺と氷がスープに浸っていれば問題ないのだろうが、讃岐のぶっかけ程度のスープでは麺をあげるのに一苦労。

やっと口中へ。。。あ、あああ、ううまい。

僕、やっぱり冷やした麺が好きなんだわ。もう、それだけで満足やモン。日高昆布、カツオ煮汁、あたりめ、しいたけ、ほたてから取った出汁。香味油はオリーブオイルから作ってるそうで、なんぼでも食べられる。

満足した僕は機上の人となったのだった。