アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

津山ホルモンカレー,蒜山高原SA下り線。

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人生40にして惑わず,などと申しますが,お先が見え始めて他の事物に興味が向かなくなるという逆説的な戒めと,僕は理解しております。「分かったつもりになる」のが40歳頃だから気をつけなさいと,自分に言い聞かせておるのです。

一ヶ月も前になるでしょうか。

高速道路のサービスエリアで「たこ焼き」を食べたんですよね。最近のSAはどんどん質が向上してますからね。「たこ焼き」なんか関西圏以外で食べるなら,SAが一番って人もいるわけです。

あ,それ,僕ですがね。

岡山県米子自動車道蒜山高原サービスエリア下り線でたこ焼きを食べたんですよ。これが熱々で火傷しそうなトロトロうまうま。ソースで食欲増進!

となれば,なんかもう一食,しっかり食べたくなる。

で,いつもなら敬遠しそうなご当地モノの食券を購入。「津山ホルモンカレー700円」でごわす。もう,食欲増進でイケイケドンドン状態ですな。ほんで,呼び出されて手にしたホルモンカレー。

皿はね,ちゃちープラスチック。学食なんかでよく見る大量生産品。それでもルーのなかにホルモン様がおわす雰囲気は感じるね。山で食べるカレーはこうでなくちゃね。間違っても洒落た英国風ではないだろう。

カレー。こういう場所のカレーにしては子ども無視の辛みアリ。ちなみにデフォルトで提供しているカレーはルーが違うらしい。風味はホルモンそのもの。好き嫌いが分かれるだろう,そこが第一の関門。

第二の関門。。。センマイ,あ,これはハチノスですね。

そう。このホルモンカレー,ホルモン盛り合わせ状態なのである。僕はよー,てっきり「腸」だけだと思ってたからさー。こいつは予想外。カレーにセンマイ(牛の第三胃)やハチノス(第二胃)が入ってるとは思わなかったから。

いかん,いかんでー。それが物事を分かったつもりになっとる証拠。

よく煮込まれていてホルモンは大変柔らかく食べやすい。僕のようなホルモン好きには,もう少し歯ごたえが残っていたら最高なのだが,ホルモン嫌いな人は「ゴムみたいな食感」を挙げる人が多いから,このくらいが適度な公約数なのか。

「おまえ,まだまだ分かったフリは早いんじゃ」と自問自答の高速道路。あれに見えるは伯耆大山であった。