唐揚定食、天下一品学園通り店。
このブログを読んで頂いている方々や僕のように、ラーメン専門店に魅力を感じる人って、実はそんなに多くない。世の多くの人々はお家で作る即席麺か、大衆中華料理屋やファミレスで食べるラーメンで満足するのでございます。
天下一品は当初、その濃密なスープで全国区になりますが、さすがにその勢いは1980年代から90年代のもので、「天一のラーメン」が定着した現在では、定食が食えるチェーンとして安定しています。
新規のFCラーメン店が登場しては消えていく現在において、息の長い天下一品の魅力はまさに「ファミレスと専門店の間」にある安定感なのです。FCで失敗するラーメン店の多くは、なまじっか「流行の専門店」を謳うから苦しい勝負を強いられる。ラーメンヲタクが喜ぶ店作りと一般客が望む店とは違うからです。
思い出すと食べたくなるラーメンにありふれた飯、小ぶりだが揚げたての唐揚げと千切りキャベツ。むしろ、あの独特なスープが全国で受け入れられて「安心のチェーン」になってることを驚くべきですよね。