アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

ちくわ天サービス、たも屋林店。

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朝うどんである。

僕は20年前、香川県在住の学生だった。ちょうど卒業するかしないかという時期に、麺通団の「恐るべきさぬきうどん」の連載が始まっていて、結局、讃岐うどんの神髄をしらぬまま卒業したのだった。

そんな僕の讃岐うどんの原風景は、宇高連絡船のうどんともう一つ、朝うどんである。

早朝、旧高松駅へむかう道筋に、いつもお客が一杯のセルフがあった。そう広くない店舗で大勢のサラリーマンがうどんを食べてる情景は、学生の僕にはずいぶん新鮮だったのだ。

さて今日は、たも屋のおくさんが仕切る2号店「たも屋林店@高松市林町」へ向かった。本店は朝7時、こちらは朝8時の開店。

ほとんど開店と同時に到着するも、はや何人かのお客さん。かけ大をドンブリにもらって、テボであたため、ちくわ天をとる。出汁をかけてレジへ。完全セルフである。

ここで「マイ箸」を差し出す。これでちくわ天はタダ。

こうしたところがたも屋のいいところ。商売繁盛でフランチャイズ化しているようだが、「讃岐うどんは庶民の食べ物」だと言い切る大将の信念は貫いている。

うどんのボリュームも通常の1.2倍はありそうだし、早朝からこれだけの品揃えと天ぷらが出せる店は、高松でも数えるほど。満足度は相当高いのである。

やっぱり、讃岐うどんは朝にかぎるなあ。