アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

催事場の讃岐うどん、日の出製麺所。

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先日、坂出の名店「日の出製麺所@香川県坂出市」からDMが届きました。

通販での購入履歴から「松江市の一畑デパート催事場に出店しますので、機会があればぜひおいでください」との連絡でした。ハガキを持参すれば粗品がもらえるらしく、妻も行く気満々でございます。

で、初日(2019年1月10日)に行ってきましたよ。

日の出製麺所はその名の通り、本物の製麺所タイプのうどん屋さんです。というのも、讃岐うどんブーム以降、「製麺所」という名称が全国区になり、全国チェーンのうどん屋のみならず、ラーメン屋にも「なんとか製麺」と名乗る店が現れました。

しかし、本来の「製麺所」というのは店舗で食べさせることを目的としていません。

作った麺を学校や病院、競艇場などに卸すのが本来の形です。その場で食べたいと言いだすご近所さんに対して、製麺所の一角で食べられるようにしたのが「製麺所タイプ」の店舗です。もちろん、保健所の指導などもあり、現在では飲食店の届けをして運営していますが、初期の讃岐うどんブームを担った製麺所タイプのなかにはその意味で「あやしい」お店もあったのです。

さて、日の出製麺所はなんと11時30分から12時30分までの1時間だけ店舗で食べられるという、巡礼泣かせの有名店です。そのお店が松江のイートインで食べられるというのですから、行かないわけには行かない。

全国うまいもん市のイートイン、手前のレジで食券を購入して着席します。

総じてお値段高めの設定ですから、リーズナブルな「ちくわ天ぶっかけ冷」を頂きます。ズルッといく。おお~、ん~、美味いことは美味いが、店の味とはちがうのお。

僕のデータを引っ張り出して確認したところ、店舗の麺は機械切りだったはずだけど、イートインは手切りの麺になってます。太さがまちまちな麺は、それはそれで美味しいです。締めた麺はビシッとしたコシだったはずだけど、どちらかというと口中に吸い付くタイプの優しい麺。

大将の三好さんもおられたので、販売用のうどんとイートイン用は変えてあるようですね。お店そのもののうどんとは違う、という前提で味わうと満足出来るでしょう。