割子そばの作法、きがる。
出雲といえば、ラーメンよりも蕎麦のほうがピンとくる。
今日は生粋の出雲人で蕎麦好きのK氏と「きがる@松江市石原町」にやってきた。
で、僕は蕎麦を食べに来ると大方「ざる」を注文するんだけれど、出雲蕎麦といえば「割子」なわけで、今日はその食べ方をご指南いただこうというわけ。。。
全国の蕎麦ファンにご報告申し上げるが、出雲蕎麦は蕎麦自体に大きな特徴はございません。。また、蕎麦処とはいっても島根県産の蕎麦粉をつかってる店ばかりではないのでございます。
唯一、小さな器に蕎麦が分けられ、重ねられた「割子そば」が特徴的な食べ方。大体どのお店も三枚が標準で、大盛りのかわりに一枚二枚とプラスアルファを注文するんである。
饗された蕎麦を何もつけずに一本つまんで食べてみるかどうかは、蕎麦通の判断にお任せします。
で、あとは好きなように食べればいいんだけど、せっかく生粋の出雲人が目の前にいるので、普通はどうやって食べているのか聞いてみた。
まず、別皿の薬味を一番上の蕎麦にのせ、そばつゆを好みの量だけかける。このとき、出雲ではワサビではなく、七味唐辛子をかけることがあるという。K氏は唐辛子派だ。
だまされたと思ってやってみたら、これがなかなかイケル。これ、大発見。
一枚目の蕎麦を食べ終わったら、二枚目に薬味をのせる。そんでもって一枚目の器に残ったそばつゆを二枚目にかけ、さらに新しいつゆを足す。。。なるほどな食べ方である。
この店の場合、そば湯は湯飲みに出されるので、そこにそばつゆを投入し味わうことになる。
大変満足いたしました。