アコギな雑感

麺とアコギをこよなく愛するデザイナーのブログ

麺家ひばりの鶏白湯らあめん

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「麺家ひばり@松江市」で、数量限定の「鶏白湯らあめん」を食べた。

ここ数回、ずっと「ケン」し続けてきたメニューだったりする。「見(ケン)」というのは博打用語で、賭けずに場の流れや状況を観察してタイミングを計ることをいう。

この店の限定メニューは卓に置かれた通常の品書きにはなく、水が運ばれてくる時に色紙やうちわに書かれたものを見せられる。渡された色紙の限定メニューをじぃ~~と見て、またしばらく考えて、オーソドックスな醤油を注文するのはかなり勇気がいる。

結局、醤油かい、みたいな。。。

だって醤油を食べに来たのにぃ~。と、まぁ、せっかく色紙でうやうやしく見せて頂いた限定メニューを「ケン」し続けていたのだ。熱心な店主の新作は、落ち着くまでに時間がかかるようで、僕的には店主の納得がいった状態のものを食べたいのであった。

そして、その時が来た(と勝手に思った)。

饗された「鶏白湯らあめん」には、海苔と魚粉が入った小皿がついてくる。なるほど、途中で入れろと言うことか。。。洒落とるな。一杯750円はダテじゃない。

さて、スープから頂こう。。鶏の乳化したとろみがいい感じ。こくはあるけど、切れよくあっさりと美味しい。麺は中細ちぢれ麺。コシとぷりぷり感があって、上等。

具には、鶏のつくねが三つ、ワンタンが二つ。つくねの味は鶏の旨みがギュッと凝縮されてとても良い。いかんせん玉がちょっと小さいので、もう少し味わいたいと思うのは僕だけか。。。ワンタンの内側から胡麻ラー油の香ばしい風味が。なるほど、これは良い。

中盤に、小皿の海苔と魚粉を入れてみる。鰹の香りがパッと広がる。

これは、一粒で二度美味しいグリコみたいなラーメンだな。魚粉はもはやこの店のトレードマークみたいなものなんだろうが、もう、ほんのちょっとで十分効きます。全部入れちゃうと鶏の風味が弱くなってしまう。逆三角形の器なので、食べ進めると結果的に沈殿する魚粉の香りが徐々に強くなる。。。。少しずつ入れて楽しもう。

ハイレベルで満足のいくラーメンでした。


【★★★★注意!このお店はすでに閉店しました★★★★】